TypeScript 入門日記 01

Fluent UI を触りたくてはじめたシリーズの一つ。前回は React (JavaScript) をやったので、今回から TypeScript 編が始まる。

blog.takunology.jp

MS Learn にある 「TypeScript を使用して JavaScript アプリケーションをビルドする」を進めていく。

docs.microsoft.com

とりあえず、一から色々書いていると面倒なのでメモしたことを殴り書き。

TypeScript インストール

下記コマンドを実行して TypeScript 環境をインストール

npm install -g typescript

インストールチェックは tsc コマンドを実行して確認

Version 4.6.3
tsc: The TypeScript Compiler - Version 4.6.3

コンパイル方法

拡張子は省略可能

tsc <ファイル名>

コンパイルに成功すると、そのファイルの JavaScript ファイルが生成される。

--target オプションを使用すると JavaScript ファイルのバージョンを変更できる。

tsc <ファイル名> --target "ES2015"

ファイル作成

適当なプロジェクトフォルダを作成して、.ts 拡張子をつけてファイルを作る。

コンパイラオプションを適用する場合は tsconfig.json の生成が必要。次のコマンドを実行すると自動的に作成される。

tsc --init

MS Learn では ES2015 を基準にしているので、少し変更が必要になる。あと、ビルド用にオプションを追加しておく。ここでは build ディレクトリに生成した JS ファイルを出力。

{
    "outDir": "./build",
}

コードの記述

TypeScript には JavaScript が記述できるが、型が厳格になるので型を付けてあげる。

function addNumbers(x, y){
    return x + y;
}
console.log(addNumbers(3, 6));

引数の型には : をつけると型を定義できる。

function addNumbers(x: number, y: number){
    return x + y;
}
console.log(addNumbers(3, 6));

コードの実行

コンパイルしたファイル (JavaScript) を実行するには node コマンドを使用する。

node .\build\module01.js

モジュールを読み込ませるためには HTML に script 属性を追加。

<!DOCTYPE html>
<html lang="en" dir="ltr">
    <head>
        <meta charset="utf-8">
        <title>My First JS</title>
    </head>
    <body>
        <h1>Test JavaScript</h1>
        <p id="date"></p>
        <p>This page calls by module01.js</p>
        <script src="./build/module01.js"></script>
    </body>
</html>

ここまでのファイル構成はこんな感じ

f:id:takunology:20220405170353p:plain

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