ブログを開設してから「たくのろじぃ」について取り上げなかったので、今更ながら自己紹介したいと思います。この記事を読むと、
- たくのろじぃについて
- ブログの設立理由
- 本当にやりたかったこと
を知ってもらえると思います。自分語りになります。(あれっ?ブログって自己紹介入れますよね...?)
たくのろじぃについて
今は何をしている?
今 (2020年8月現在) は大学生です。ある大学の理工学部で物理学の勉強をしています。
物理学を選んだ理由
物理学を選んだ理由は、核融合の研究がしたいと思ったからです。が、最近は量子情報科学も面白そうだと思い、どの研究室を選択するか悩んでいます。
実は物理学は得意ではない
物理学を選んだ割には物理学はあまり得意ではなく、むしろ情報分野のほうが得意です。だったら「情報学科」行けばよかったのでは?と思うかもしれませんが、実は大学に入る前に勉強して満足したので変えました。
高専生だった
大学の前は「高専」という学校(中学卒業後に5年間通う学校)に通って情報分野について勉強していました。このまま情報を勉強しても良かったのですが、インターンシップでの核融合研究との出会いでターニングポイントを迎えました。高専って結構クセが強い学校なので、かなり苦労すると思います。自分の周り(一部を除いて)は特に会話のレベルが高く、会話についていくために色々勉強したほどです。ちなみに一番苦労したのは成人式でした。高専という巣から離れ、久しぶりに同級生たちと会話しようとすると違和感しかなく、話し方が変? になりました。そのせいで「コミュ障」を疑われました...。(高専生のコミュ障説はだいたい「一般人」と「逸般人」の違いのせいな気が...)
インターンシップ
インターンシップ先は「自然科学研究機構 核融合科学研究所」です。毎年、夏になると「夏の体験入学」を開催しており、担当の先生とともに核融合研究のお手伝いを通して研究とはどういうものかを経験できます。実験装置の使い方から核融合の概要、テーマ別の原理や基礎知識などを勉強したあとは実際に装置を使ってデータをとり、最後にポスターセッションで研究成果を発表します。ちなみに自分が選択したテーマは「電子ビームイオントラップを用いた多価イオン分光実験」です。物理学の知識が足りないせいで苦戦しましたが、その分感動も大きかったです。原子力に変わる新たなエネルギー開発ということで、最先端の研究を経験できたことはいい経験になったと思います。ちなみに、2019年度の募集ポスターに自分の実験している様子が載っていました。
精神崩壊しかけたことがある
高専1年生から4年生の途中までプログラミングをやる部活に入っていました。ただ、3年生の頃から「自分のやりたいことと違う」と思い始めてモチベが下がっていきました。大会へは強制参加みたいな形で、それも自分で選べるわけではなく顧問の先生が決めた大会への出場です。自分は自由にアプリを作りたかったのですが、企業や大会側が望むようなモノを作らないといけなかった(審査員の形にもっていく)のが嫌でした。辞めようとも思いましたが、部長だったので「辞めたい」とは言えずに我慢していました。結果、高専4年生にして軽い鬱病みたいなものにかかり、学校に行けていない時期がありました。幸いなことに、担任の先生に救われました。
部活をやってよかったこと
それでも4年ほど続けたおかげで様々な技術や知見を得られたと思います。特に、C# 言語との出会いが自分を大きく変えたと思います。C# 言語は部活のある先輩から教えてもらいました。今まで、プログラミングと言えば「黒い画面に白い文字」ばかりで、正直面白さをあまり感じませんでした。が、C#を使えばアプリが作れるじゃん!と気づき、しばらく沼にはまっていました。初めて教わったのは WPF アプリケーションでした。また、いろんな人(スゴイ先輩方)との出会いで様々な人と話し、視野を広げられました。あとは精神力というか忍耐力というか...まぁいろんな意味での社会の縮図を体感できました。
卒業研究は最高に楽しかった
卒業研究はインターンシップに影響されて核融合内の原子・分子状態に関する研究を行いました。担当教員は例の担任の先生でした。研究室のメンバーにも恵まれていて、一緒に学食に行ったりスタバに行ったりしていました。研究室のコアタイムは金曜の10:30頃~16:00頃だったのですが、19時まで残ったり、それ以外の日の放課後や授業の合間、朝のちょっとした時間などに鍵を借りて自由に出入りしていました。先生は授業中や研究所に行く日は研究室にいないので、その日はほぼ占拠状態だったと思います(笑)。思えば高専の中でも1番楽しい時間だったかもしれません。何よりも先生やメンバーとの相性が良かったのは本当に運がいいなと思いました。卒業のときに「学術賞」をいただきました。
大学編入
編入を決めたのはインターンの後だったので、4年生の後期(10月ごろ)でした。それまではソフトウェア開発系の企業に就職しようか考えており、勉強はあまりしていませんでした。「赤点さえとらなければいい」程度にやっていたので、編入は地獄でした。今でも、「よく編入できたなぁ」とは思います(笑)。
夢のキャンパスライフは夢のまま
大学に合格してからは「夢のキャンパスライフだぁ!」と思っていましたが、コロナのせいで全てが滅茶苦茶になりました。まず、大学編入は「実験装置」や「図書館」などの施設目当てだったので本当にショックです。オンライン授業を受ける日々が続いており、「大学編入した意味って何だっけ」と考えるときがあります。本当に何が起こるか分かりませんね。
趣味
趣味はプログラミングと Minecraft です。C# 言語の良さを知ってからはあらゆるプラットフォームを使ってアプリを作ってみたり、それをもとに記事を書いてみたりとしています。Minecraft は建築や整地をして心を無にしています。たまにマルチで友人とダンジョン探索もしています。あとはModを入れるのが好きなので、バーション 1.7.10 でよく遊んでいます。
好きなゲーム
プリンセスコネクト Re:Dive というスマホゲームです。なんといっても周回をスキップして効率よく遊べるのは魅力的です。盆栽ゲーと言われるだけあって、毎日30分程度やっています。かれこれ2年ほどやっていますが未だに課金したことないです。また、運営さんが何かしら理由をつけて適度に石(ガチャ回すやつ)を配布しれくれるので困ったこともないです。それに、どのキャラを育てても強いのが最高です。普通のゲームだとレア度が高いほど強いのですが、このゲームは初期のレア度が最低でも育てると普通に強くなります。そんなこともあってか、レア度で強さに差がでるようなゲームは嫌いになりました。
好きなアニメ
「ソードアートオンライン」と「ご注文はうさぎですか?」です。前者は技術者目線で見るとすごく面白いです。後者は作業BGMとして垂れ流ししています。
なぜイカのアイコン?
「イカ」が好きだから...ではなく、「いろんなことに手を出しているから」です。色々やっているうちに手が足りなくなってしまい、足まで出てしまうことを想像したとき、イカが浮かんだのでイカにしました。ちなみに「イカ」の名前は「いかのろじぃ」です。
たくのろじぃの由来
「たくのろじぃ」は「匠」と "Technology" の組み合わせです。「匠」は日本では「技術に秀でた者」という意味です。そして "Technology" は「技術」です。直接組み合わせると「すごい技術を持った人」となってしまいますが、正しくは「様々な技術を武器に、それを応用できるになりたい」という願いを込めた名前です。ちなみに、匠は本名でもあるので語呂が良いなと思います。ヨビノリさんと同じ名前(おそらく漢字は違う)で嬉しかったりします。
ブログの設立理由
理由は主に3つです。
- 自分の経験談を残しておき、復習できるようにするため
- 誰かの役に立てるかもしれないため
- 学んだことを確実にするため
経験したことは何かに残しておくと、証拠になるだけでなく復習ができます。復習は「自分の目線で書いた内容を自分で確認するのが最も適している手法」だと思っています。誰かの書いたものを見るより、自分のレベルに合わせて書いた内容を確認したほうが吸収がしやすくなります。ノートと同じです。
また、ブログとして情報を発信すると誰かの役に立てる可能性があります。自分と同じ部分で困っているとすれば、ほぼ救うことができます。「それ他の人もやってるよ」と言われる可能性もありますが、「ブログの数だけ方法はある」という精神のもと書いています。結果は同じでも、人によって手順ややり方は異なります。なので、「〇〇のブログでは分からなかったのに、〇〇のブログでは分かった!」という人が増えればいいなと思います。自分も様々なブログに救われました。
さらに、記事にできるということは内容を理解していることにつながると思います。何も知らない状態では何も書けません。人に説明するときに、自分が経験したことを分かりやすい形にまとめる必要があるのでいい勉強になります。また、コメントや SNS などで間違い箇所を指摘してもらえれば、さらに勉強ができてお得です。そんな理由でブログにまとめています。
本当にやりたかったこと
今までに様々なことに手を出してきましたが、本当にやりたかったことはこれです。
「プログラミング を Minecraft で楽しく学べる環境づくり」
です。「既に Minecraft プログラミングがあるじゃん」と思うかもしれませんが、ほぼビジュアルプログラミングです。どちらかというとプログラミングに初めて触れる人、「入門者向け」の教材だと思います。プログラムがどのように動くかを視覚的にサポートしているのでとっつきやすいのが利点です。
では、それを終えた後はどうするのでしょうか。私はこの部分に注目しました。Minecraft Education Edition は素晴らしいツールですが、教育機関に所属していないと使えないのと、本当にコードを書くようなプログラミングがしたい人には物足りないと思います。そこで、「コーディングしたい人のための Minecraft プログラミング」を広げる活動をしたいと思います。私が今できることは
の2点です。Mod 開発は様々な人がやっているので、資料はたくさんあります。しかし、C# を使ったプログラミングはあまりないと思います。なので、これらを軸にプログラミングできる人を増やしていく、興味を持ってもらうことを目標にしたいです。特に Minecraft というワードは子供たちが食いつくので、いいきっかけになればと思います。
その第1歩として、ブログ や SlideShare, Youtube で情報を発信しています。そのうち Youtube で講座みたいなものを出すかもしれません。
Minecraft with Code.
もう1つやりたかったこと
私はソードアートオンライン(SAO)という作品のファンです。SAO では汎用人工知能を仮想世界で育てるということをやっているのですが、これを Minecraft でできないか考えているところです。Minecraft も仮想世界と言えば仮想世界なので、そこに人間と同じような知性を持った人工知能を育てることは可能だと思います。問題なのは知性をどのように発生させるかです。原作では「生まれたばかりの新生児の魂(脳)をコピー」ということをしているのですが、現実ではそんなことができないので疑似ニューラルネットワーク(NN)を構成する必要があります。ただ、普通のNNでは人間のような知性を発生させるのは難しいと思います。
人間の脳内は約1000億個のニューロンが結合しているので、その数をNNで再現するのは相当大変ですし、各器官ごとに役割も異なるので特徴的なNNも必要です。しかも、人間の思考はかなり複雑で、原作では「セルフイメージ」という自我を決定する回路があるのですが、これをどのように構成するかも考える必要があります。私たち人間には「性格」というパラメータがあり、それによって考え方や行動パターンも異なるので多種多様です。
人間の思考についてもう一つ挙げると、結論を出すまでは思考過程が「重ね合わせ」になっているかもしれません。スーパーにいってセール品を買うまでに、あらゆる行動が重なっており、確率の高い状態をもとに行動パターンを決めているとすれば、量子プログラミングが必要になります。そんなわけで、量子情報分野にも興味をもったわけです。あらゆる可能性を制御できるような環境を実現できるならば、人間の知性に近づくための手法として試してみる価値はあります。
といった具合に色々考えているうちに夏も終わってしまうかもしれません。
MSPに応募しようと考えていた
マイクロソフトには、Microsoft Student Partners (Microsoft Learn Student Ambassadors) というコミュニティがあります。審査に合格すればマイクロソフトの支援のもと、他の学生に技術を伝える場を開くことができます。昨年、マイクラの自動化をきっかけにマイクロソフトの大田一希(かずき)さんと、千代田まどか(ちょまど)さんから Twitter でダイレクトメッセージをいただきました。内容はMSP応募へのお誘いでした。丁度高専の5年生で卒研中だったので、高専を卒業して落ち着いた春休みにでも応募しようと思っていました。
しかし、残念なことにコロナウイルスによる流行で応募できませんでした。MSPへの応募には教育機関へ所属していることを証明するための証明書、いわゆる学生証が必要です。学生証を受けとるには大学の窓口に編入許可証を提出し、それと引き換えに学生証を受け取るのですが、今年は構内立ち入り禁止だったので大学に入れませんでした。しかも受け取るまでにかなり時間がかかってしまったので、応募期間が過ぎてしまいました。今は大学のほうがどうなるかわからないので保留中です。
記事が長くなるのは仕様です
私の記事は基本的に長いです。だいたい5000文字を超えるので、読んでいて疲れるかもしれません。というのも、記事を書いているうちに色々と思い浮かぶので長くなってしまうのです。ただ、その分ためになる情報を色々書きたいと思います。
といったところで長い長い自己紹介?を終わります。これからも「たくのろじぃのメモ部屋」をよろしくお願い致します。