まず、画像は二次元で表示されていることは皆さんもご存じだと思います。水平方向の画素と垂直方向の画素で構成されているということです。しかし、私たちが画像として認識するためには、色がついていないと分かりません。つまり輝度(色濃度)を表すための次元が必要になります。本スライドでは二次元で表示される画像データを輝度も含めてどのようにモデル化するかを説明しています。数学的にはx, y座標にz座標を加えて画像をデータとして取り扱おうという話になります。
【数学】
x と y の値によって z の色濃度を特定できる。⇔ 偏微分すれば濃度から座標、もしくは座標から濃度を特定することができ、変化する点が分かる
【プログラムイメージ】
プログラムでは三次元配列にそれぞれの情報が入ることになります。具体的には3次元配列としてそれぞれの要素を入れることになります。
int i[x]; //画像の水平方向(x座標)
int j[y]; //画像の垂直方向(y座標)
int k[z]; //画像の色濃度(z座標)
i と j から k を呼び出すようなイメージ。逆に言えば k のポインタが i と j を指し示すようなイメージ(ハッシュ法的な考え)となります。
画像を3次元に拡張することによって得られる情報も増える一方、正しく扱うのが難しくなってきます。