微分フィルタを用いたエッジ検出④

今回はラプラシアンも含めて微分フィルタをベクトル解析してみました。内容的には少し難しいですが、意味が分かるととても面白いと思います。グラフを3次元にして考えてみれば、エッジ検出の方向を求められます。水平方向に差分をとれば、垂直方向の方向へエッジを取ることができます。また、垂直方向に差分を撮れば水平方向の方向へエッジを取ることができます。画像データは水平と垂直を組み合わせた二次元データなので、ラプラシアンとして考えてみると...? というような内容です。

次回はガウシアンフィルタにも触れてみて、様々なフィルタを作りだせるというような内容を予定しています。

さて、エッジ検出の記事はこれで4回目となります。振り返ると、離散データを微分(差分)するところから始まり、オペレータの作成、ラプラシアンフィルタの作成、そしてベクトル解析によって、どんな方向にどんな変化量(傾き)で色の濃度差が出るかまで求められるようになったと思います。そろそろエッジ検出の内容も終盤に差し掛かってきましたが、何のためにエッジ検出をやっているのかという話をしていませんでしたね...。

結論から言うと、合成画像を作り出すためにやっています。合成画像を作るためには、エッジ検出とコーナー検出ができ、これらを使って特徴抽出までできるようにならないといけないのです。エッジ検出を使ってコーナーを出し、コーナーを使って特徴を出すといったところです。なのでもうしばらく記事は続きますが、読んでいただき、ご指摘をいただけると幸いです。

また、研究室配属が決まったので、研究内容(勉強した内容)を備忘録として残しておくと思います。

これからも「たくのろじぃのメモ部屋」をよろしくお願いします。